2013/06/02

785めったに見ないTVを見たら5千年前の凍死男が素っ裸でいじくり回される映像にちょっとびっくり

 
 10年くらい前、「五千年前の男」という本を買って読んだことがある。
 日本だと縄文時代か、ヨーロッパアルプスの氷の中から、5000年間凍ったままの死体を発見した物語である。詳しいことは忘れた。
 昨夜,ふと新聞TV欄に「アイスマン」の番組があることに気が付き、久しぶりにきちんとTV番組を見た。
発見したのは1991年で、あれから冷凍保存してあったのを、このたび初めて解凍して、あれこれ調べて新発見があったという。
 その死体発見から解凍、検査などの一連のことを映像にした番組だった。本の写真で見ていた死体が、映像で生々しくでてきた。
 当時の生活という考古学的発見から、実は殺されたらしいなんて猟奇的発見など、類推も含めていろいろ興味深い事実がわかったらしい。
 それはまあ、現代科学技術で可能なことなのだろう。

 わたしはそんなことよりも、面白いというか興味持ってみたのは、素っ裸の死体がいじくりまわされ、切りとられる様子を、そのまま映像にして公開していることである。
 TV番組をほとんど見ないから知らないのだが、こういう類のTV映像は、今では当たり前なのだろうか。
 5000年前に死んで、たぶん、もう親類はいないから、プライバシー侵害だと抗議は来ないだろう。

 それにしても、死体をこうやってTVで見ることが、当たり前の時代になったのかしら。わたしはリアリストだから平気だが、世間一般に平気な時代になったのかと、ちょっと気になったのであった。
 今に、現代死人も何か珍しいことでもあれば、こうやって公開映像に出るかもしれない。いや、もう出されているのだろうか。
 TV界文化の進歩はすごいもんだ。


 
 

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