2011/01/25

370参詣道

江ノ島に久しぶりに行った。橋を渡っての門前町の賑わいは、平日なので今ひとつであった。

 ここの門前町の風景は清水のそれとよく似ている。わずかに曲りつつもだらだらとした狭い登り坂の両側に土産物屋が並び、向うに目的の神社の鳥居や門が見え隠れする。

 この賑わいと見え隠れが、歩いていて楽しいし、参詣する社寺の境内へと誘導してくれる。

 浅草観音や長野善光寺も坂ではないが、両側の土産物屋の賑わいの向うに大屋根がいつも見えている。この両方とも軸線が明快で、いつも目的が見えているのがちょっとつまらない。
四国の金毘羅神社の参道は、長くて変化のある楽しい階段坂道が続いていて、わたしは大好きである。

 しかしそれは上のほうであって、下のほうの両側に商店が並ぶ石段の坂道あたりは、日よけがいっぱいぶら下がったり天井を作っていて、先がまったく見えないので楽しくない。

 商業主義で参詣道の本質を殺してはいけない。

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