2013/06/01

784道端で変な人に言い寄られたがこれは押し売りとか詐欺とかのきっかけづくりか

 知人がFACEBAKAに、新手の詐欺師かなにかに出会った話を書いている。
 路上で呼び止められた人から、突然500万円の札束を見せられて、奇妙に思い急いで立ち去ったというのである。
 それでわたしも思い出した、似たような、似ないような話をここに書いておく。

 10年ほど前、東京虎ノ門近くのNPOの本部に出入りしていた頃のこと。
 歩道を歩いていると、すっと寄ってきた乗用車に中年男2人、「シャチョーシャチョー」という。
 他に人はいないので何事かと寄れば、窓から小さな箱を手で突き出している。
「近くにたくさん卸しに行ったのですが、余ったのでさしあげます。どうぞ持って行ってください」

 その箱の中には、高級万年筆のようなものが見える。押しつけてきて、「ちょっと他にもあるのですが見てください」とて、ごそごそして、「それをさしあげますから、こちらを安くするので買ってください」という。
 はは~ん、新手の押し売りかと、箱を投げ返して、すたすた逃げた。

 それから1か月くらい、同じところで車から「社長、社長」、…「あんたねえ、わたしを覚えてないの?」と言い捨ててすたすた。
 それからまた数日して同じことがあったが、こんどはゲラゲラ笑ってしまい、向こうも苦笑。

 そして今年2月、代官山を歩いていると、すっと寄ってきた乗用車の中年男二人、「社長、社長、これさしあげます……」
 おお、今はこっちに河岸を変えて、まだ頑張ってるのかい~、サイナラー。
 それにしても、わたしは、ひっかけやすい風体なのだろうか。5度目に出会ったら、じっくり聞いてみたい。


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