2008/06/26

012【世相戯評】みみっちい、SECOの時代

 霞が関の国家公務員が常用するタクシー運転手からビールやお金をもらった、けしからん、道路財源で役人の健康管理費用をまかなった、けしからん、。
 最近新聞をにぎわわせている話題だが、どうもみみっちいなあ。民主党の何とかさんというひとが国会で追及して、新聞やテレビ(見ないからやってるかどうか知らないが)が、けしからんと囃している。
 まあ、それはそのとおりにちがいないが、大衆迎合的なにおいがふんぷんとして、げすっぽい。
 タクシーだって営業でお得意さんに特別サービスするだろうし、役人だってあんな大金を扱う沢山の仕事をするには、健康管理のためにマッサージ器だっているだろうよ、普通にかんがえるとね、。
 それを、国会で鬼の首でとったようにあげつらい、世間もそうだそうだと囃すのは、みみっちい。今日の朝日新聞の漫画「ののちゃん」のばあちゃんが、ECOをもじってSECOをやっているが、これもSECOである。
 国会でやるにはSECOすぎて、なにか本質を忘れさせるための裏仕掛けがあるんじゃないか。それとも逆に、なにか本質に迫るために、将を射んとして馬を射ているのだろうか。
 国会はもうちょっとやるべきことがあるんじゃないですかねえ。なんでもかんでも国会でやらないと是正されないって、情けないレベルにこのごろの世は堕落してるんでしょうか。
 わたしもむかしむかし、横須賀で芸術劇場の計画をやっていた頃は、夜遅く汐入駅前からよくタクシーに乗って家に帰った。行き先をいおうと思ったら運転手が先に“分かっています”なんて言うくらいになったが、ビールも金券もくれなかったなあ。あ、そうか、タクシー代が2千円くらいだったもんなあ。
 こうなれば、バータク、カラオケタク、コンビ二タク、ジャンタク、フウゾクタク、センタク、ドンタクキムタクなんてのを正々堂々と営業してはどうか。あ、もう、やってるかな。

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